独立開業司法書士の現実


これから司法書士として独立・開業を目指す方のなかには、

「司法書士資格さえ取ってしまえば何とかなる」と考えてる人も少なからずいるのではないでしょうか。

司法書士はとても難関資格です。資格を取得するためには、多大な勉強を含めて努力を要します。なので、これだけ苦労したのだから・・・という気持ちにもなるでしょう。しかし、資格を取得して何とかなるほど現実は甘くありません。


ところで、改めて現在の司法書士資格保持者はどれくらいいるかご存知ですか?


2012年4月1日時点で20,670人(日本司法書士連合会のデータ)です。

毎年の出願者は約3万人、合格率は2.8%ほどで、800人ほど司法書士資格保持者が増え続けていきます。

また、近年では弁護士も増えてきているので、単純にあなたのライバルとなりうる人がどんどん増え続けるのが現実です。

資格取得はただのスタートライン


あなたが開業する理由は何でしょうか?

手段の目的化という話をよく聞くと思いますが、「司法書士の資格取得」が目的ではないはず。

資格の取得は、あくまでも司法書士業務が出来るだけのスタートラインです。司法書士として仕事をしていく上で、必要だっただけです。

あなたのビジネスが成功出来るかどうかは、資格があるなしとは別問題です。

資格以外に開業後必要なスキルとは?


独立・開業となれば、司法書士としての実務能力以外にも、「経営能力全般」も必要です。 それ以外にも、あなた一人で開業する場合、新規顧客開拓をする営業の能力マーケティング能力も必要です。

特に、開業後の成功を左右するであろう一番重要なスキルは、「営業スキル」です。

独立・開業をしようと考えている人の中には、営業経験がないので、それを補うために資格を取得しようと考える人もいます。

しかし、営業スキルを資格で補うことはできません。

極端な話、資格が一切なかったとしても、営業スキルに秀でていれば開業後の成功は約束されたようなもの。逆にいくえら一生懸命勉強をして獲得した資格でも、営業スキルがなければ、開業後すぐに廃業してしまうことでしょう。

独立・開業というのは、それだけハードルも高く、あなたの肩にふりかかる責任やプレッシャーも大きいということです。

何度も言いますが、司法書士資格というのは、その仕事に携わる権利を得たというだけです。

資格だけに頼る事はしない


                     

「司法書士資格を取得すればどうにかなる」という思いを早く断ち切りましょう。

このページの上部でも記載しましたが、これからも司法書士は増え続けます。そして、その他のライバルもでてくるかもしれません。

資格だけでなんとかなつという時代は既に終わっています。

甘い事は言っていられないのです。あなたが開業して生き抜いていくためには、ライバルに負けない営業スキルが必須です。

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